去っていく人

2001年5月1日
昨日は一日、死にたい気持ちを抑えていたけど、今日は少し回復。

図書館で借りたドレイファス『世界内存在』(産業図書)を読んでみる。
ハイデガーの『存在と時間』の前半は、人間の行為について考えるために必読だと痛感。
しかし、M.ポランニーやピアジェのように、道具ばかりで人のいない世界だ。分業も無い。

さて、バングラデシュから留学していたS氏が、突然の帰国。
きのう初めて聞いて、きのうが大学に来る最後だという。寝耳に水。驚いた。
教授も先週の金曜にはじめて聞いたらしい。

それから、コペのバイト先で2年近くいっしょにバイトをしてきたKさんが、3日ほどまえ、バイトをやめた。
他のバイトの人から、「明日Kさんの送別会に出ますか?」といきなりきかれて、驚いた。
他の予定が入っていたので、送別会には出られず、知ったときにはもうバイトをやめていたのでした。
東京の人間関係とはこんなものか。

バイト先で、コペ好みの、とてもかわいい女の子に、声をかけられた。
かわいいベビーフェイスで、髪を大きくうしろで束ねて、デニムの上着がきまっている。年の頃は、8歳ぐらいだろうか。

緑が丘図書館で借りた本:
1)増淵宗一『かわいい症候群』(NHK出版)
2)増淵宗一『少女人形論 禁断の百年王国』
リカちゃん学者として有名な著者の書いた本。期待したのだが、とても内容が軽い本で、ちょっと期待外れ。分析も深くない。

3) 山下夕美子(文)・岡本颯子(絵)『へんてこりんのかえりみち あゆみちゃんの巻』(PHP)
ふーん、PHPの本だ。
絵が、とおぉっても、かわいい!ので、衝動借り。
ところが、同じ岡本颯子さんのほかの本を探してみたが、みな画風がこれと違い、コペ好みのかわいさではなかった。
やっぱりこういう絵本の絵を描くひとは、マンガ家などと違って、ひとつのきわめて特徴的な作者の画風をつくって、それを作者のブランドとして売ることをせず、作品ごとに、作風を変えたりするのだなあ。
作者の多様な表現意欲を発揮するには、いいのかもしれないが、この本のようなマンガ的な線の絵は、何作も描かれないのだろう。
だがそれは、マンガほど作者ブランドが自立できないということでもある。
良くも悪くも。


今日のかわいいモノ:
しゃぼん玉。ニコニコマークのついた容器で、フタをひねって取り出すと菱形の枠にせっけんの膜が張っていて、フッと吹くと、しゃぼんが飛び出す、というもの。とても使いやすくて、携帯に便利!?100円。

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