武蔵小山でウィニコット

気持ちよく晴れました。
不二家のペコちゃんが、シックでかわいいワンピースに着替えていた。もう初夏になるのだなあ。
不二家では、あさっての月曜まで、ケーキが2割引だ。月曜、もしOさんが来たら、買いに行こう。チーズケーキと、もうひとつなにか。

緑が丘図書館で借りた本：
・山田登世子『ブランドの世紀』（マガジンハウス）
思ったよりも、厚みと文字数がある本だ。これなら買ってもいいか。
この本は、イギリスでのブランドの誕生、パリでの普及、アメリカと日本におけるブランドの大量消費、という歴史をフォローすることを通じて、ブランドがなぜ魅力的なのかを考える、というもの、らしい。
キャラクター研究は、ブランドと深いかかわりがあるので、基本知識として読んでおきたい本だ。

週末恒例（？）、東急沿線・商店街めぐり！
今日は、あの、商店街でわりと有名な武蔵小山を開拓。はじめて行ってきました。
パルムというアーケード街が、長い長い。他にも何本か商店街がある。
服の特売の店、酒の特売の店、たしかに安い。でも紳士服の特売品は少ないような…。

パルムのブックオフで買った本：
1)榛野なな恵「Papa told me」集英社ヤングユーコミックス

2)マンスフィールド『統計学入門』（多賀出版）
興味はないが、社会学者が避けては通れない統計学。100円。少しは勉強するか…？

3)ウィニコット『遊ぶことと現実』（岩崎学術出版社）
定価4635円が、100円！これは掘り出し物ですよ。現代精神分析双書、神田などでは多少みつかるけど、へーきで3500円とか付けてて、投げ売りではまず無い本。
ところで、対象関係論でいう「移行空間」と、認知科学の「メンタル・スペース」は、結び付けて考えることができないだろうか。そうすることで、もしかして、ラカンとはまったく別のルートで、精神分析を「言語学化」できないか。

4)鈴木幸毅『現代組織理論〔第二版〕』（税務経理協会）
1986年に出された本。
この本は、＜コンティンジェンシー理論を批判 → オープンシステム観へ＞
という時代のものであり、現代のポリエージェントとかそのあたりのシステム論からすると、
ひと時代ふるい。
が、システム理論的な経営学は、時流に敏感すぎるというか、たいてい「最先端」のシステム観を煽っていて、過去のシステム論は乗り越えられたものとして、軽く流されがちだと思う。
だから、現代の経営システム論の直接の前史をなすオープンシステム論を知るためには、少し古い、本書のような本が良いと思う。
100円。

さてブックオフの向いは、サンリオだった。
サンリオギフトゲートではなく、なんとかミールっていう、太平洋上に落下しそうな名前だったので、独立系のショップなのかな？でも内装・品揃えとも、ギフトゲートと変わらない。
ただ、こういうローカルな雰囲気の商店街のなかにサンリオがあるのは珍しく、新鮮な感じ。いい、いい。
字ケシつきのキティえんぴつ、おしりの字ケシが、りんごの模様になってて、かわいい。
かわいいマグカップはないかな？…なかったです。
ピーナッツのプラカップがかわいかったけど、プラカップじゃあなあ…。
ハローキティ・ポケットティッシュ6個入り180円は安い。オレンジ色のがかわいい。
まえからある、表紙がラメ入りシートの、キティ・メモ帳も、ローティーンギャルが持ってそうで、いい感じ。

さて、パルム内のマクドナルドを折れたところにある古本屋、「田園書庫」。
なかなかいい品揃えだ。外国文学が多いか。
・弘文堂『社会学事典【縮刷版】』
を1000円で発見！これは底値でしょう。やす〜い！
いつか買わねばと思っていたが、たいてい定価4800円が3500円とか、あんまり安くならない本なので、得した〜♪
おまけに有斐閣の社会学辞典がどっかいっちゃって、辞典なくて困ってたのよね。

それから、武蔵小山駅の反対側の商店街に、古本屋「九曜書房」。
ここも、小さいながら、なかなかいい本があった。
コペが買ったのは、
1)加藤典洋『アメリカの影』河出書房新社
100円。ハードカバーの方ね。

2)榛野なな恵「今年はじめての雪の日」「ダブルハウス」講談社ヤングユー
Papa told me以外も買ってみました。

もう一件、「文誠堂書店」っていう古本屋、かなり小さいお店だけど、意外にもいい本が多く、店主のこだわりを感じる。しかし、売り上げは、ものすご〜く少ないだろうなあ…。残念ながら、たまたまコペがとくに欲しい本はありませんでした。

疲れた…。
今日はもー、うち帰りマス…。